八龍神達の一日

5/21
前へ
/52ページ
次へ
「遅いですねえ……大地もコウも……」 紫音がぼやけば…… 「紫音先輩。大地先輩もコウも遅いのは何時もの事じゃ無いですか」 すかさず風がぼやきに反応して返す。 まさに以心伝心である。 「皆、お茶入れてきましたよ」 美佳が奥からカップをのせたお盆を持ってやって来た。 「ファイと紫音先輩が紅茶で後の皆が麦茶で良かったですね」 と言いながら皆にカップを配っていく。 「で、あの二人の罰則どうするんですか?」 リザかそう言うと。 「そんなの決まってるじゃ無いですか。リザ」 お茶を飲みながらレファイが言う。 「部室の掃除だよ」 レファイの後をファイが引き継ぐ。 こうやって、当の本人達がいないところで全て決められているのである。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加