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美佳「此処が………………本殿。」
息子「へえ~~広いんだね」
美佳「そうでもない」
私は父の友人の息子に神社の隅から隅まで全部案内した。彼は楽しそうだったし、私も少し楽しかった……………………………………
そして、最後にこの神社で一番大きな桜の木の側までやってきた。
その木がある場所は神社の裏手。
私達はその木を見上げていた。
息子「大きいね…………」
美佳「うん………………」
この木を見る度に大きいと感じる。
その時突風が吹いた。
息子「あっ…………………!」
不意に吹いた風で彼の被っていた帽子が木の上の方に迄飛ばされてしまった……………………………………
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