・・・あれから

3/10
117人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
「!!!!」 また夢を見た。雪が泣いてる。俺らを見て。 雪の両親には申し訳ない事をした。俺は内心、雪が亡くなって喜んだ。だってこれで俺の物だろ・・・?歪んだ愛情なのかもしれない。ああ、今日も雪がイナイ日が始まる。 学校はつまらない。皆、俺達を腫れ物扱いする。当たり前な事なんだろけど。中山は最近マワサレタらしい。・・・物騒な話だよな。 「東條様。こんにちは」 「ちは。ナニ?」 「お話があります。着いてきて下さい」 ・・・こいつは元親衛隊隊長だった。もちろん、俺の。 今更・・・何の用だよ。 「入って下さい。こちらへ」 「!?」 「雪ちゃんを追い詰めた罰です!」 いきなり羽交い締めをされた。雪ちゃんってこいつ・・・雪と仲良かったか? 「っっっっ!」 口を塞がれて声が出ない。最悪だ。 結局、マワサレタ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!