終りの始まり

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「……拓君、君の両親の仇は 僕…いや、僕達が必ずとるよ…」 「花京院…さん……」 ・ ・ ・ 「ふん…拓め 一人も倒せなかったか… 少しは期待してたのに… 残念だ」 パチッ ゆびなりをするDIO ・ 「……がッ!?あ、頭がぁ…!」 「!?どうしたんだ拓君!」 バシュッ 拓に触れようとした 花京院の手が、何かに切られた 「ぐっ…な、コレは!」 拓の額の【肉の芽】が わずかだが開花している 「な、何故今【肉の芽】が… まさか見られてるのか!?」 「がぁぁぁ……!」 「や、ヤバイッ!このままじゃあ 拓の脳がやられてしまう! だが僕の【法王の緑】じゃあ 拓の脳を傷付けずに 【肉の芽】を抜くのは無理だッ! クソッ!」 ・ ・ ・ 「…イギー! 何故こんなにボロボロに!?」 「詳しくは分かりませんが 恐らく既にDIOの部下と 戦ってたのでしょう…」 「か、片足がねぇ! 大丈夫かよイギー…」 「……オイ、ジジイ ありゃあ何だ?」 「ん?……あれは… 花京院じゃあないか!?」 ・ ・ ・ 「くっ、せめて。 触手だけでも切断できれば… な、なんとかしなくては…!」 「…ぅ…頭が……」 「どうした花京院!」 「!?…み、皆!」 「なんだそのガキ… 【肉の芽】ッ!?」 「承太郎!早くこの子を… 助けてやってくれ! この子はDIOに操られてたんだ! 早くっ!」 「わかったぜ花京院…… …………オラッ!」 承太郎の【星の白金】が 精密な動きで 【肉の芽】を抜き取り 【肉の芽】は日光により死滅した
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