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〔俺は、【肉の芽】を抜かれた後
三時間程気絶してたらしい〕
「じゃあ、この子の事
お願いします…」
「わかりました。
身元確認後、身内調査をします」
「………寝顔を見ると
やっぱり子供ですね…」
「そうじゃな…」
「DIOめ…復讐心を使い
こんな子供を利用するとは…」
「………行こうぜ
日没までもう時間が無い」
「……そうだな、承太郎
行こう、DIOの所へ!」
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(三時間十二分後)
「…………ん……」
「おっ、起きたか…
よかったよかった」
「………ここは?」
「ここは集中医療用車両
SPW財団の物だよ」
「SPW財団…?」
「まぁ一つの大きな会社だよ
君は気を失ったから
ジョースター郷に頼まれて
身柄を確保させてもらった
まぁ、今君を預かってる状態だ」
「はぁ……花京院さん達は?」
「…DIO討伐にいったよ…」
「あ…そうか……じゃあ
帰って来てからでいいや」
「…何が?」
「僕まだ、花京院にお礼とか
いろいろしてないもん。
いい事をしてもらった時は
ちゃんとお礼して。
悪い事をした時は
ちゃんと謝れって
母さん言ってたもん」
「……そうかい…
じゃあ、ちゃんと謝んなきゃな」
「うんっ!…おじさん名前は?」
「おじ………おにいさんは
【柏原 宗一郎】(カイバラ ソウイチロウ)
…君の名前は?」
「葉月 拓!」
俺はまだ
両親が【死んだ】という意味が
まだわかっていなかった
実感できてなかった。
だけど、この時は
何故か【花京院 典明】さんに
もう一度会いたい!
という気持ちが
とても強く心にあった。
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