輝きは君に

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暗い闇…一切光のない闇…… ただ見えるのは目の前の恐怖のみ 血しぶきを浴び、体を紅く染め 此方へと迫ってくる… 「……んっ……朝…か…?」 上半身のみゆっくりと起こす 「またあの夢か…最近頻繁だな」 あの日…両親の死を理解し 新しい人生が始まった日… 気付いたらあの日から六年以上も経過していた…… 「それより、なんで目覚まし時計がならなかったんだ?…おかげでかなり目が覚めてるが…ん?」 時計を見る PM12:38 MON 「………はぁ…」 パジャマのままリビングに行き 電話を取り番号を押す プルルルルル プルルルルル ガチャ 「はい、此方群馬英得中学です」 「一年C組、葉月 拓ですが… 職員室に一年の先生がいない? いや、そっちの方が好都合… いや、なんでもないです 風邪をひいちゃって…」 休んだ
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