輝きは君に

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「あぁ、拓君。宗一郎さんは四階の応接間だよ。」 「あ、はい。ありがとうございます。」 今まで応接間に呼ばれたことなんか無かった。 四階 「宗一郎さん?」 応接間へと入ると、見覚えのある人が座っていた。 「空条・・・承太郎さん!」 まぁ承太郎さんには一年に二、三回会ったりしてたのだが。 「まぁこちらに来なさい拓。」 宗一郎さんが手招く 「あぁ・・・はい。」 応接間らしいフカフカのソファに座る。 「半年ぶりか・・・?」 「えっ!?あっ、はい・・・丁度その位ですね・・・」 どうでもいいが、自分は承太郎さんが少し苦手だった。 心に強い芯があり、冷めてはいるが、実際はとても優しい人。 だが何故か苦手だった。 きっとこの人の体から滲み出てる威圧感が嫌いだったのだろう。 「で、どうして僕をよんだの?」 「おぉ、そうだったな・・・」 机に置いてあるコーヒーを飲む。 「ふぅ・・・さて、いきなりですまないが、明日から少しの間、承太郎さんと生活をしてくれ。」
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