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「魔法はな、
人によって属性っていうのがあるんだ。」
また同じ事を言ってやがる。
「あ?
生意気言ってんじゃねぇよ!!」
やべー!!
また心を読まれた…。
「お前は
出来損ないのクズ野郎だ!
だから基礎の基礎から叩きこまなきゃ無理だ!」
「は…はい!」
悔しい気持ちを噛み締め俺は言った。
「じゃあやるぞ。
属性っていうのはな、
火、水、雷、風、土。
原点はその5つだ。
その属性を混ぜた新しい属性が、光、闇。
そこまでは分かるか?」
分かるわ!!!!!
俺は、
ただ魔法が使えないだけで
魔法の基礎は心得てるつもりだ。
「まあ、
火や水などの属性は
上級魔法になると
炎や氷などのレアな属性になる。」
バンクスは淡々と説明を続ける。
バンクスの属性は
風、火、土
三属性使える。
属性を三つも持っているのは、もの凄いことだ。
さすが、
リスナに入っただけはある。
「それでだ。
お前はまず、
自分の属性を見つけろ!
俺はちょっと出掛けるから
それまでに見つけろ!」
いや、無理!!!!!!!
無理に決まってんだろ!!!!
魔法が使えねーのに
どうやって属性を知れっていうんだよ!!!!!!
「まあ、頑張れ!!」
うぉぉおい!!!!
ちょっと待て!!!!
「師匠!!!!!!」
「出来なかったら
一週間メシ抜きだ!!」
「ニコニコしながら言わないでください!!!」
はぁ~。
一週間メシ抜き決定か♪
………はぁ~。
バンクスは
どこかに行っちまったしどうやら、
メシ抜きは本当らしい。
死んじまうわ!!
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