エピソード1 炎の男

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居間に行くと食卓の上にはパンの他にサラダやスープが用意されていた。 椅子に座るとイーナ婆さんはあるジャムを持ってきた。 「ルークの好きなレッドフルーのジャムよ」 「おー!さすが婆ちゃん俺の好み知ってるよな!」 「そりゃー小さい頃から世話見てるからね」 「じゃあいただきます!」 手を合わせて合掌をすればレッドフルーのジャムをスプーンで掬いパンに塗った。 レッドフルーとは“火音花”と呼ばれていて街の外れの丘だけに咲いている花なのだ。
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