1人が本棚に入れています
本棚に追加
居間に行くと食卓の上にはパンの他にサラダやスープが用意されていた。
椅子に座るとイーナ婆さんはあるジャムを持ってきた。
「ルークの好きなレッドフルーのジャムよ」
「おー!さすが婆ちゃん俺の好み知ってるよな!」
「そりゃー小さい頃から世話見てるからね」
「じゃあいただきます!」
手を合わせて合掌をすればレッドフルーのジャムをスプーンで掬いパンに塗った。
レッドフルーとは“火音花”と呼ばれていて街の外れの丘だけに咲いている花なのだ。
最初のコメントを投稿しよう!