『始まり』

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―――――――――――――― 『私が呪いを引き受けましょう。』 『それで幸せが世界に戻るのならば。』 『悲しくはありません。』 『だから君は笑っていて下さいね。』 ―――――――――――――― 懐かしい夢をみた。最近では思い出さなくなってきた遠い昔の記憶。 自分が望んでこの呪いを受け入れた時の記憶。 『あぁ、あれからどれぐらいの月日が流れたのだろう。』 もう思い出さなくなってしまった遠い昔の事を夢に見て、あれはいつの間にか過去の出来事だと認識している自分に驚いた。
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