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龍麟達が場に着くとそこはさら地になっていた
状況からかなり激しい戦闘があったことがうかがえる
龍麟「…まったく…いくらなんでもやり過ぎよ
限度というものを知らないのかしら」
大地「コレ直すの誰だと思ってんだよ…」
風間「僕らですよ」
大地「ちょ、風間ぁ!?
空気読めお前!!」
風間「はいはい」
龍麟の率直な感想とその弟たちの漫才(本人たちは至って真面目(笑)←)
今現在、そんな余裕は無いのだが…
雷華「ふざけてないで行くぞお前たち」
雷華の一言で一行は響いてくる爆音の中心へと向かう
炎狼「ふざけんなよお前!いい加減目を醒ませ!」
血塗れの炎狼は叫ぶ
しかしその声は届かない
炎狼「ちくしょう…こうなったら…
…おい、サスケ!何でもいいから水蓮に言ってみろ!」
炎狼は巻き込まれまいと必死なサスケに向かって叫ぶ
サスケ「何かって…んなテキトーな…まあいい
やめろ、水蓮!一先ず落ち着け!」
水蓮「!!!」
サスケの声に反応したのか水蓮は一瞬動きを止めた
炎狼(ここだ…!)
この隙を逃すはずがない、逃せない
炎狼は瞬身で間合いを縮め、チャクラで強化した腕で水蓮の腹を貫いた
グシャっと言う音と停止した水蓮の身体
腕を引き抜き倒れる妹を片腕に抱き治療し、貫いた方の手を見る
炎狼「…ビンゴ…」
手のひらに乗っていたのは植物の種らしきもの
サスケも気になって彼らに近づく
サスケ「何だそれは」
炎狼「見ての通り“種”だ」
面倒くさそうに説明しようと口を開きかけたところで声が響いた
「炎狼!生きてる?!」
炎狼「…やっとご到着か…遅ぇよ姉上、」
やっとのことで姉兄達の到着
大地「うっわぁ、ボロボロだなぁおい」
炎狼「ったりめぇだろ、こちとら死ぬかと思ったぜ」
風間「とりあえず二人とも治しますよ」
一段落がついた
治療を受けながら炎狼は大きなため息をついた
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