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「僕はね、人の優しさとか愛情だとか‥そういう温かい感情に触れると人間になれるんだ」
「‥‥‥‥」
優しさや愛情、か
‥でも俺、優しいか‥?
そんな俺の気持ちを読みとったようにユウリは喋りだす
「光くんはすごく優しくて温かい人なんだと思うよ」
「なんで、」
「だって自分は猫苦手だっていうのに雨に打たれる僕を心配してここまで連れてきてくれた」
「‥‥‥‥」
「十分優しいじゃないか」
そう言ってふわっと笑うユウリを見て誰よりも温かいのはこいつだろう、と思った
だってすごく温かい笑顔だったから
「そっか、」
そんなユウリの頭を撫でてやればにこにこと嬉しそうに笑っていた
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