‥‥2

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「ただいまー‥」 ぼそっと呟いて返事のない家へと入る 一人暮らしだから返事がないのは当たり前だ 「どーすっかな‥」 この猫 いつまでもこんなびちょ濡れのダンボールに入れておくのは可哀想だよな 「こっち、おいで」 「にゃあ、」 触れることが出来ないから持ってきたタオルを敷いてそこに来るように促す そしたら通じたようでゆっくりとダンボールから出てきてタオルの上に丸まった でもこれじゃ寒い、よな だけど風呂に入れるわけにもいかないよな 猫って風呂だめそうだし、 ‥イメージだけど。 「これ飲みな、」 とりあえず俺は猫の前に温めたミルクを置いて風呂に入ることにした _
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