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―――――
「はぁー‥」
数十分後、風呂を出た俺はタオルで頭をガシガシと乱暴に拭きながらさっきの猫がいるはずの部屋へ向かう
「あ、れ‥‥
‥‥っ!?」
でもそこにいたのは猫なんかじゃなくて‥
俺がさっき猫に敷いてあげたタオルを被った小柄な少年だった
しかも全裸で頭には猫耳。そして尻尾もついているようだった
「あ、おかえり~っ」
そいつは俺に気づくと満面の笑みで抱きついてきた
少年と言っても女みたいな顔してるから笑うとすごく可愛いとか思ってしまった‥ってそうじゃなくて!
「お前、だれ?」
俺は抱きついてきた少年を自分から離して聞いた
「え、わかんないの?」
わ か ん ね え よ
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