Destiny

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15歳の夏、左腕に巻いたハイビスカスのタトゥ。 コウ。 あなたはここによく口づけをしたよね。くすぐったがる私を面白がっていつもそこからじゃれ始めた。 ずっとコウといたい。 ずっとコウと在りたい。 コウのちょっとした冷たさに傷ついた。 でも、優しくされるとあなたが欲しくなる。そう思えば共に出来ない人生を感じる事になる。 それは、傷つく以上に私の心を冷たくした。 覚えてるよね。 初めて出会った時の事。 そして、始まりの時。 『運命かもよ。』 私は、そう言った。 『…ドラマじゃねんから。』 半分馬鹿にしながら言ったコウ。 私はキザな女じゃないからさ、今のコウならわかるよね。 キザでもいい、伝えたい。 私の心。 あなたと…。 コウ、あなたと結ばれたい。
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