出発

4/7
前へ
/23ページ
次へ
幸平「へぇ~。まだ彼氏がいないんですか。」 只今、2人の女性の愚痴を聞いています。 しあ「まぁ、女子が鉄道好きになる事が変みたいだからね~。色々言われたよ。」 らいか「私もです。」 幸平「まぁ、男性が多い業界ですからね。」 しあ「ねぇ。幸平くんはどう思う?女性が鉄道を好きになって、職場に就くのって。変かな?」 幸平「全く変じゃないですよ。むしろ素敵な事だと思いますよ?」 らいか「幸平ならそう言うと思ってた。」 出会ってまだ数時間しか経っていないのに、僕達は既に呼び捨てで呼び会う程になっていた。 幸平「それじゃあそろそろ寝ますね。二人とも。いい夢を。」 僕は、深い眠りに… 幸平「寝れない…」 僕はPSPを起動させ、音楽を聞いていた。 その時、隣から物音がした。 みなみ「あれ?幸平まだ起きてたの?」 幸平「みなみさん…ちょっと寝れなくて…コーヒーでも飲みますか?」 みなみ「ありがとう。ブレザーありがと。せっかくだし返しにきたの。」 幸平「明日の朝でも良かったのに。」 みなみ「ねぇ、幸平くんは好きな人っているの?」 コーヒーを天井に吹いてしまった。 幸平「いきなりどうしたの?」 天井を拭きながら聞き返す。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加