1章 入り口

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突然鏡が光り出して、反射的に鏡を落としてしまった。すると、蔵が突然揺れはじめた。 「何これ!!どうなってるのー!?」 と叫んだが揺れているし、何かにぶつかったので気を失った。 ――――……………… ――…………… ―……… 「いたたっっ……。」 目を開けるとなぜか蔵の外にいた。さっきのは夢だったのかな?と思った。 外を見るともう暗かったので、帰ろうと鞄を持って家に向かおうとした。 しかし、いつも寺から見る景色と今見ている景色が違った。 「なにこれ?江戸時代?幕末の建物じゃんっ。」 私は目を擦ってもう一度辺りを見渡した。やはり景色は変わらなかった。 「はぁーー!!どうやって帰ればいいのよ!!なにこれタイムスリップ!?こんなことって...」 とかなんとか一人でしゃべっていた。 ……ゴソゴソッ !! 今、なにか音がしたような... 怖かったが後ろを振り返った。
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