2章 私の言葉

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「それは、どうやら本当のようだしな。」 そう言って、坂本さんは私の服をじろじろと見た。 「こんな嘘みたいな話、信じるんですか?」 こんな話、信じる方がおかしい… でも…信じるてくれるような気がした。 どうしてだろう? 「わしは、そんな真っすぐな目をした女を信じないように見えるか?わしはそこまで人を信じないような男ではないぞ!!」 少し笑いながら言った彼の言葉がすごく嬉しかった。 「よし!!今日からお前はここの宿で働けっ!!帰る方法も一緒に探そう。」 ドキッ 不意に満面の笑みでこっちを見たら、ドキドキするじゃない!! おさまれー!! 私は彼の言う通り、この宿の手伝いをすることにした。
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