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「部屋はここを使ってくれ。他はもう、空いてないようだからな。」
帰るまで私はここで過ごすのかぁー
なんだか、不思議とずっと住んでいたような気がする。
「とりあえず夕食が出来るまで、休んでいてください。いろいろあって大変だったと思いますし、、、」
そう優しく慎君は言ってくれた。
「ありがとう。」
私はそのありがたみが身に染みた。
―――……パタンッ
戸が閉まって一人になった。
…そういうば!!
私、鞄を持ってるんだった。何か帰れる手がかりを探した。
すると、不意に紙が一枚落ちた。
…なんだろう?
……っあ!!!!
テストっ…
そこにはさっきまでいた彼の名前が書いてあった。
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