2章 私の言葉

4/4
前へ
/19ページ
次へ
「部屋はここを使ってくれ。他はもう、空いてないようだからな。」 帰るまで私はここで過ごすのかぁー なんだか、不思議とずっと住んでいたような気がする。 「とりあえず夕食が出来るまで、休んでいてください。いろいろあって大変だったと思いますし、、、」 そう優しく慎君は言ってくれた。 「ありがとう。」 私はそのありがたみが身に染みた。 ―――……パタンッ 戸が閉まって一人になった。 …そういうば!! 私、鞄を持ってるんだった。何か帰れる手がかりを探した。 すると、不意に紙が一枚落ちた。 …なんだろう? ……っあ!!!! テストっ… そこにはさっきまでいた彼の名前が書いてあった。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加