1章 入り口

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いつかは分かる時が来るのか。私は今まで恋をしたことがなかった。何度か告白されることがあったが、好きになることは一度もなかった。 そんな私に好きになることはがわかるのかな。 「ねぇ流架。好きになることってどういうこと?」 「好きって人それぞれだからどうって聞かれても答えられないかな...」 そう流架は答えた。 喋りながら歩いていると、学校から差ほど遠くない所に寺があった。 「ちょっと行ってみようよ。」 と流架に言われたので、ついて行った。正直興味があったのでどんな所か見て見たかった。 そこはまあまあ古く、掃除がしてなかったので、埃が沢山あった。 「なんか暗いね。やっぱりでる?」 と流架が言ったが、私は 「もうちょっと見てみようよ」 と半ば強引に連れていった。寺の隣には蔵があった。鍵がかかってなかったので、 「入ってみようよ。」 と私が言った。だけど流架は、怖いっと言って結局その寺を出て私たちは帰った。
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