Prologue

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俺は吾妻 彰。 県に50校くらいある中で、下から5本の指に入る馬鹿校に通ってる。 だからと言って不良校ってこともなく、ただ頭が悪いだけの冴えない奴らがいるだけだ。 喧嘩で学校一を目指すこともなく、部活も入ってない、彼女もいない歴=年齢の俺だ。 青春のかけらもねぇ。 学校来ては、オタクと呼ばれる俺の親友、大治と教室の後ろでゲームするのが日課だ。 他人がみたら刺激も何もなくて、つまらない生活だと思うだろう。 でも俺は気にしない。 だって俺の将来の夢はそこそこの会社に就職して、少し可愛いくらいの奥さんと子供を作って、平均年齢過ぎたくらいである日、ポックリと天寿をまっとうする事だからだ。 それに俺には他人にはない秘密があった。 それは…
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