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そう思い気づかれないように、そーっとその場を後に…
「冷てぇやろうだな。怪我人無視して、まさか逃げようなんて思ってないよな?あぁ?」
…できませんでした。
外人さんのほうをもう一度恐る恐る見ると、さっきまで薄くしか開かれておらず、虚空を見ていた目がしっかり俺を捕らえていた。
どうしよう…。
ここは一つ、
「いや…、怪我してるじゃないですか。だから救急箱とか探して来ようと思いましてね。けして言葉が通じそうにないし、グロすぎて俺には治療ができないし、このまま気づかれないように逃げちゃえ☆とか、ちょっとしか思ってないですよ?」
取りあえず言い訳してこの場を乗り切ろう。
「ちょっとでも思ったんなら同じじゃねぇか。
てめぇこっちこいや?」
うげぇ。
しくったらしい。
やべえな…なんか黒いオーラが見えるぜ。
これ素直に行ったら死亡フラグじゃね?
という訳で…
「バイバイキーン!!」
「あっ!てめぇ逃げんな!待ちやがれ!!!」
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