運命

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黒板を見て座席を確認する 私は廊下側の一番後ろの席。 奈々姫は、窓側の一番後ろの席。私の席から奈々姫の席は、はじからはじまでの距離がある。 「げっ!めちゃ、離れてるじゃん…最悪~。えっ!?しかも、あたしの隣の男子めちゃブサイクなんだけど…」 『ドンマイドンマイ。そーいうこともあるよ』 「心姫ちゃーん♪」 『絶対、イヤっ』 奈々姫が全部言い終わってないけど、きっぱり断った。 「まだ、何も言ってないじゃん」 『席、変えてって言うんでしょ?』 「ば…バレてた?」えへっ。 『えへ。じゃないーすぐわかるっーの。イヤなもんはイヤだから』 「うわぁーん、意地悪ー」 意地悪って言われても… その番号ひいたの奈々姫じゃん。 ふぅー。私の隣は誰なんだろう? まさか、朝のイケメンだったりして~ ………なんて偶然あるわけ 「心姫!心姫!!ねぇ、ってばっ」 『だぁからー、席は変えないって言って…』 私は言葉を失った。 なぜなら……
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