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真理子は歩いて来たので、女性の車に乗り込んだ。
真理子を乗せた車はとある建物の前に着いた。そこは、特に何の変哲も無いビルで、車は地下駐車場に入って行った。
車から降り、女性に案内されるまま地下駐車場の奥に進んで行くと、ドアが一つあった。そのドアを開けると階段があり、更に下に降りて行った。
階段を降りると通路があり、そこをしばらく真っ直ぐ行くと、左手にドアが一つあった。
「こちらの部屋にお入り下さい。」
女性に促され、中に入ると、そこはホテルの一室のような綺麗に整頓された部屋だった。
「こちらの部屋でお待ち下さい。ただ今男性スタッフを連れて参ります。その前に、そちらの鏡台の上にあるアイマスクをしてお待ち下さい。」
「アイマスク!?」
真理子は不安になった。
「大丈夫です。危険な目には遭いませんのでご安心下さい。」
「はあ。」
「ちなみに、サービス終了後、男性スタッフがいいと言うまでアイマスクは外さないで下さい。」
「わ、分かりました・・・。」
「それでは、失礼致します。」
そう言って、女性は部屋を出て行った。
真理子はどんなサービスなのか気になったが、とりあえずアイマスクをして待っていた。
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