序章

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二人が走って行ったのを見たら剣道に使う竹刀が入っている袋を開けた。 そこから真剣が出てきた。 そして殺人犯と向かい合って立った。 『あんたの目的は最初から私でしょ?あのどす黒い殺気はすべて私にふりかかっていたし………それに貴方が殺人犯じゃないしね。貴方は多分………殺人犯に誰かを殺されたって所かしら?』 そこで一端言葉を切った。 「そ……う……さ。殺人犯に妻を殺された。そう……お前にな!!!!!!!!」 そう言うと華加に向かって走ってきた。 だが華加は軽く避けた。 そして華加は真剣を鞘から抜いてその男を刺した。 グサッ 刀の血を払い鞘に戻した。 『ごめんなさい。これが私の裏の仕事だから……』 そう言い残すとその場から去った。 そして道を歩いていると横断歩道を渡ろうとしていた。そこに突っ込んできた一台の車がきたそれに華加は跳ねられた。 (あ~私も死ぬのか。私が殺した人達の恨みを抱えて生きていたのが生き甲斐なのに……殺した人達の罪滅ぼしのつもりで生きていたのに……死んでしまうのね。私は絶対に地獄に行くわね。まあ、私はそれでも言いかもね) 華加は意識を無くした。
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