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(吉田栄太郎って池田屋事件で沖田総司に殺される人じゃん。でも名前変えたはず)
『吉田さん、ここ長州ですか?』
「君さ変なこと言うよね。ここは京だよ?」
華加はやっとそれで分かった。
(吉田栄太郎は今じゃ偽名に使っているんだ)
華加は納得した様に頷いた。
水樹と戟斗は意味がさっぱりで話についていけなかった。
「何一人で頷いてるの?」
『え?あ~ぁそれは言っていいんですか?』
と栄太郎に承諾を貰おうと聞いた。
「良いけど何?」
『貴方は吉田栄太郎は幼名今の貴方の名前は吉田稔麿』
華加が言い終わると吉田はびっくりしていた。
「ふ~んどこで知ったの?」
『私達は未来から来たんです。だから貴方たちのことは分かります。』
「じゃあ尚更一緒に来て欲しいな?」
三人はどうしようか悩んだ。
『………………分かりました。着いていきましょう』
吉田に着いていく事を最終的に選んだ。
選んだ理由着いていけば寝床はある。仕事も頼めばくれるかもしれない。それに壬生浪士組には、入りたく無かったし。
「戟斗は何で華加に着いていくの?私は華加と居たら心が豊かになる。」
笑顔で言う。
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