一章

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唐突に聞かれたので答えるのに戸惑う。 「いっいやえ~と、神様に言われて着いてるだけだ」 と主張した。 水樹はそれだけじゃないでしょ?と聞き返した。 戟斗は戸惑った。 すると前から 『二人何の話してるの?桜花が不思議がってるよ?』 華加に言われたのでえっ?と下を向くと桜花が首を傾げていた。 『桜花が“二人が華加様の話してるけど話が噛み合って無い気がするから止めて下さい”って言われたんだけど?』 水樹と戟斗は少し恥ずかしかった。 前から苛立ちの声が聞こえてきた。 「早く歩いてくれない?壬生狼に見付かったらどうすんのさ?」 その言葉に皆驚いていた。 『すいません。吉田さん』 「稔麿…………。」 華加はえっ?と耳を疑った。 「堅苦しいから稔麿にして」 『いやでも…………「分かった?」はい…………↓』 稔麿の殺気の強さに頷かざる終えなかった。 ーーーーーーーーーーーー 稔麿に着いていくと一軒の宿に着いた。 その名前は“寺田屋”。 華加は本当に幕末に来たんだなと思ってしまった。 (寺田屋…………確か色んな人が居たような?) 華加は考えていた。
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