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華加は覚悟を決め襖を開けた。
『失礼します。』
すると
「稔麿が言っていた凄く強いやつか?細いな……」
華加はその言葉に頭が来たのか怒鳴り付けた。
『細いのがどうしたんだ!腕が細くても刀は握れる。馬鹿にするな!』
気付いたら皆呆気にとられていた。
細いなと言った張本人は固まっていた。
華加は顔をあげると凄くびっくりした。
歴史の授業で習った顔が居るのだから。
何処からか笑い声が聞こえてきた。
「アッハハハ晋作呆気にとられすぎ言った張本人が負けてどうすんのさ!」
笑っていたのはやはり稔麿だった。
「笑うことはねぇ~だろ?おいお前名前は?稔麿は聞いてないとか言い出したからな。」
華加はそう言えば言っていない事に気付いた。
『すいません、名前を教えて無くて………私の名前は凪沢華加と申します。こちらが五月雨水樹と半馬夜戟斗。動物が桜花です。』
華加は答えると
『あなた方の名前を教えてください。私達は教えたので……。』
そこにいた三人と一匹以外驚いていた。
稔麿はずっと笑いを堪えていた。
そんな中最初に名乗ったのは細いなと言った張本人だった。
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