煎り豆に花

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「息子と神の穴は近未来をいくのか、すげえな」 「そのうち人間から息子や神の穴が独立していくかもな」 独立したらその人間はどうなるのかわからないが、そうなることもあり得るかもしれないと僕の頭のなかでは息子の世界でいっぱいだった。 「気が付いたらそこらへん歩いてるかもな」 嫁がどんな息子や神の穴の姿を想像しているかわからないが僕の想像がでは手足が生えて直立二足歩行をしている姿だ。 「息子を散歩させてるエロ画像を思い出した。」 どんなエロ画像を思い出したのかわからないが嫁は笑いをこらえていた。 散歩させてるというのだから犬のように首輪をつけてるのかなと僕は思い浮かべた。 「女の人がナデナデでとかしたら喜びそうだ」 子犬が撫でられて喜んでいるような姿を浮かべ、その犬がただ息子になっただけの姿を僕は思い浮かべていた。 「変な汁まみれになるぞ」 嫁が想像してるのは立ち上がった息子から汁がでている様子だというのはすぐ分かった。 汁というのはもちろんあれだ。 「未来の息子なら、こんなによろこんでしょうがない子ねーってだけで済むだろうな、 今だったら大変なことになるが…」 犬のように可愛がられている息子…想像しても犬のようには可愛くないのが残念。 何を思ったのか嫁は立ち上がった。
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