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風紀委員に助けられた翌日。
そろそろ学校に行かないとー、と思ってるのだがなかなかベットから出られない。
もう春とはいえまだ肌寒いもんだ。
……しかし困った事にベットから早く出ないと災いが起こる。
災いとは何か、
それはある少女の気分次第であって……!?
「あのー……、何をやってるんですか?茜さん?」
「すばるの生態検査です」
なるほど、だからハサミを持って寝ている俺に馬乗りしてるんですね。
「ってアホかあぁぁぁぁ!?」
「朝から大きな声出さないでください。噛み千切りますよ?」
「何を!?」
「わざわざ昴の家に起こしにきてあげてるんですから感謝してください」
「普通に起こしてくれたら感謝してやるよ」
この女は隣の家に住む七星 茜。
学校に遅刻しないように毎朝俺を起こしに来てくれてる……らしい。
セミショートの髪のこの少女は1つ年下で俺と同じ赤神澪南高校に通う1年。
しかし家が隣なため幼なじみだ。
……なのに無表情な飾りっけのない可憐な少女は不思議少女。
全く何を考えているのか分からない。
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