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深夜0時
「ぅわぁぁあああああ!!」
「もー暴れないでよ~
D君、離さないようがんばってね」
彼女はA。
優れる霊感で幽霊を見ることができる。
年齢は企業秘密
霊が見えること以外は普通の人なので
どんな見た目なのかは秘密。ご想像におまかせします。
「…五月蝿い。静かにして。」
彼女はB
優れる霊感で幽霊と会話ができる。
以下Aと同文
「なんて言ってるの?」
「放せぇ!この野郎!!って言ってる。」
「はっ誰が放すかよ!」
彼はD
優れる霊感で幽霊に触れることができる。
以下同文
「あ、また誰か死んだ。」
「成仏したか?」
「残念ながらしなかったようだねぇ。」
彼はC
優れる霊感で幽霊の居場所がわかる。
「じゃあ次行こっか!」
Aは楽しそうに黒い車に乗り込む。
「…今日の一人目、佐田秋義。年齢40前後…
死因は交通事故……」
Bはさらさらと書類に書き込んでいく
「さぁいくよー」
運転するのはもちろんC。
「いやだぁぁあああ!!」
街中に響くはずのない叫び声と共に
車は
夜の街を走り出した―
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