常識世界の崩壊

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「まじで!!!!!!![シャドウ]もなしで何かましてんだ!!」 牧人は笑いながら叫ぶ!! 「普通にガーゴイルへこませてるわね。どんな拳してんのかしら」 「おもしれー。そのガキ仲間に引き込むぞ。晶人[あきと]には俺から話す。そいつは今どこにいる??」 「三丁目のラブホ街・・・丁度ここらね。近くには由美とマキュアがいるわ」 「・・ラブホ街に逃げ込むとかまじウケる。よし由美とマキュアに連絡してくれよ。俺たちも出るぜ」 「オーケー」 ラキアはにこりと笑うと携帯をかける。 「牧人兄さんは嫌がらせに違いないわ・・」 黒髪を顔を隠すほどのばした白いセーラー服を着た少女が不機嫌そうな声でつぶやく。 「ラブホ街に学校帰りに来るようにいわれたらね」 同じくセーラー服を着た金色のポニーテールに褐色の肌をしたラキアに似た少女がふうとため息をつく。 「由美やあたしの事をどう思ってるのかしら。さっきの電話も男の子が襲われてるから助けてあげてだって」 「・・どこのバカよ・・学校の言い付け守らないでこんな時間までいるの」 由美と呼ばれた少女は不機嫌に言葉を話す。 「・・まぁ冬休みだしね。うちらも守ってないっちゃ守ってないけどね」 「マキュア!!」 「ごめんごめん。あら来たみたいよ?」 少女二人が雄叫びに似た声がする方に眼をむける!! 「だぁぁ!!!!!!」 修吾は青筋を立てながら拳を振り回す!!! 「ギャア!!!!!」 「もうキレた!!!なんだおまえら!!二次元から来たのか!!」 「ナ、ナニヲ!!」 修吾は後ろにある自販機横のゴミ箱を片手で持ち上げると 「こちとら明日から楽しい冬休みが待ってんだ!!てめぇらみたいな幽霊もどきなんざおよびじゃねーんだよ!!!!!」 そう言いながらゴミ箱を投げ飛ばす!!! 「ギャア!!!」 「・・・めちゃくちゃね・・」 「逆ギレして生身のままガーゴイル圧倒してるわ・・」 由美とマキュアは死角に入り目の前の少年の戦いを見ていた。 「でもそろそろあいつら魔法使ってくるわね。助けるわよ」 「もう少し見てみたいけどね」 二人の少女はそう言うと少年へと足を進めた。
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