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「さてと・・[適性者]・・・[シャドウ使い]が敵だと後々困るし・・その坊や・・多分危険なのよね・・女の感って奴かしら??」
シルビアは刀を構える・・。
「良い男だけどもったいないわね。でも安心してすぐ三人とも楽にしてあげるわ」
シルビアがにこりと笑うと同時に修吾が飛び起き由美とマキュアの前に立つ!!!!
「に・・げろ!!」
まだ塞がってない傷口を抑えながら叫ぶ!!
「ちょっ!!あんた傷口がまだ!!」
「うるせぇ!!女はだまって護られてろ!!」
血を吐きながらも立ち上がる!!
「・・・いいわね。ぞくぞくするわ・・貴方みたいな坊やを切り裂くの」
そう言った瞬間目にも追えない速さで刀を振り下ろす!!
「「いやぁ!!!!!!」」
少女二人の悲鳴が響く中・・修吾の頭の中に声が響く・・!!!!
--影宮修吾ぉぉ・・・・--イカスじゃねぇか・・
「!?」
修吾の目の前に目に見えない障壁が生まれる!!
--修吾・・おまえはここで死ぬわけにはいかねぇ・・・俺の名前を呼べ・・・
「・・・」
耳に響いてくる声に修吾は不思議と同調する・・・。
「・・(誰だかしらねーが・・あいつらを護れるなら・・僕に力を貸しやがれ!!)」
--契約完了だ・・我・・汝を守護する者・・漆黒の影より誘われし最強の牙・・その牙を汝の誇りと強き意志と共に我は喚びだされん・・さぁ喚び出せ!!俺の名と共に!!
修吾の眼に光が宿る!!!!!
「来やがれ!!暴牙の王!!オリジン=スティグマ!!!!!!」
修吾の叫びと共に爆風が巻き起こる!!!!!!!!!!!!!!!!
「あー・・・久々のシャバだぜぇ・・」
風がおさまると同時にあらわれたのは黒いスーツを着て黒の手袋をした金髪碧眼の白い肌をした長身痩躯の男。鋭い眼光に軽薄な笑み。一見すれば軟派な色男にも見受けれられるが威圧感が半端ではない。短い髪を立たせ左耳には赤いピアス。右耳には青いピアスをしている。
「さぁて我が主人は瀕死の状態・・それじゃかっこがつかんな」
オリジンと呼ばれた金髪の男は指をパチンと鳴らすと水が修吾を包みこむ。
「水のMATERIAL[包水]・・そこで癒されてろ」
そう言うと同時にまた指をパチンと鳴らすと由美とマキュアの前に見えない障壁が現われる!!
「無のMATERIAL[守護法壁]・・さぁてこれで邪魔はなくなったなぁ・・シルビアぁ・・」
オリジンはにやりと笑う。
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