常識世界の崩壊

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「・・やはり坊やは殺すべきだったわね・・我らと同じ歪みの王にして・・異端たる王・・オリジン・・あんたが現界に出てくるなんてどんな気紛れかしら・・」 シルビアは冷や汗をかきながら後ずさる・・。 「さてな・・だがあのガキは殺らせねーよ・・[約束]だからな・・それに俺はこっちもそれなりに気にいってるからよ」 オリジンはにやりと笑うと 「他の奴らは相変わらず闇の世界とやらの実現をめざしてるのか??くだらねー」 「私達の願いに従わなかった貴方にわかりはしないわ」 シルビアはきっと睨む。 「まぁいずれまた会うだろうし。今回は帰れよ。お前。"契約"はしたんだろ??いつでもこちらに来れるじゃねーか・・闇の時満ちる[赤い月]が出なくてもでれんだろーよ」 オリジンはふうとため息をつくとスーツの内側からラッキーストライクを取り出すと口にくわえて火をつけると一息に吸い煙を吐くと 「久々にこっちの酒とクラブのねーちゃんを嗜みたいんだ。本当にだるいんだよ。まじで帰れ。もう勤務終了だ」 シルビアはオリジンの言葉に青筋を立てる!!!!! 「なめんじゃないわよ!!!!!!」 「おいおい口調かわってんぞ」 「うるさいわよ!!来たれ!!縦横無尽の雷鳴よ!!大いなる破壊の牙!我が放つは狂気たる猛獣の牙!!雷のMATERIAL!![雷獣の牙]!!」 「詠唱破棄はしないか・・それなりに本気みたいだな」 目の前に巨大な雷の獣が牙を向くのを見ながらもオリジンは煙草のんびりと吸う。 「・・土のMATERIAL[岩牢]」 突然現われた岩の牢に雷の獣が捕獲される!!!!! 「特別だ・・俺も本気でやってやるよ」 オリジンから笑みが消え巨大な力の威圧が放たれる!! 「我は影の世界より生まれし一握りの欠片・・・」 詠唱すると同時にさらなる威圧がうまれる。 「影より派生されし闇の護り人・・恐怖しろ・・深き暗い淵より生まれし王の一撃を・・」 オリジンの右手には黒い光が宿る。 「・・破壊のMATERIAL[黒光]」 放たれるは世界を黒く染める一撃・・雷獣は悲鳴をあげながら黒い光に消し飛ばされていく!!! 「シルビア・・逃げろよ・・この光は対象を破壊するまで攻撃をやめない」 シルビアの顔が恐怖にひきつる!!
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