沈んだ雰囲気にうんざりした新八の怒号が、寝静まりかけた屯所の廊下に響き渡る。
自分への避難を障子で断ち切り、無視しているうちに廊下にも部屋の中にも静けさが戻った。
しかし寝仕度を整えた矢先、一が姿を現し相談事があるという。
「彼女に俺から何か贈りたいんですが、どんなものを渡せば良いか決めかねているんです。」
「ははっ、とりあえず俺に聞かねぇで本人に聞いたらどうだ?
頼むから今日は寝かせてくれ。」
疲れ果てた様子に首を傾げつつ、言い分には納得し次の日真生へ直接聞いてみた。
「そんな事気にしないで下さい。
気持ちだけで十分です。」
最初のコメントを投稿しよう!