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ある日の楽屋 ふと石田が言葉を放つ なんとなく、 なんとなくやけど 分かっとった もう、終わりなんやろと 「なあ、井上さん」 言うな、 頼むからそれ以上 言わんとってや いざ、目の前で 石田に言われると 怖くて怖くて 仕方ないねんから だけど石田は 俺の目を見て、 別れて下さい、と お願いしてきた。 「、、、、っ、なあ」 なんでやねん なんで、、、 石田は俺が好きなんやろ 愛してるんやろ? 石田にそう言って やりたかったけど、 言うたらあかん気がして 俺は俯いたまま 石田に、ええよと 言ってしまった。 ******** 好きなやつからの 別れ話は この世で一番 辛いもの。
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