これから歩く道

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ルシエル「…わからないな。…俺はもともと破壊者だ…守るなんてたいそうな事、到底俺には、できない。」 バリス「…。」 ルシエル「ただ…俺は、この街、ここで暮らして居る人間が好きだ。今は、何か少しでも、力になれる事があれば力になりたいと思っている。」 バリス「ハハハッ!…お前も大分変わったな!」 ルシエル「…。」 ルシエルは、自分自身が少しでも変わったのかと、そっと胸に手を当て、考えた。 それから、ルシエルとバリスは、荷物を倉庫に片付けてしまい、また宿に戻ろうとする…。 ところが、その時何処からともなく、空に音が響き渡りそれが近づいてくる。 バリス「…何だ?」 二人は、空を見上げる…。 建物の窓が、びびり音を出し、空気がざわめく…。 そして、近づいて来た轟音が、ルシエル達の頭上を風の如く駆け抜けた!! 轟音(ゴォォォォォーン!! バラ!バラ!バラ!!) 黒くて大きなシルエットは、二、三だった。 バリス「間違いない!あれは、軍用ヘリだ!!」 ルシエル「あぁ…そうだな。」 バリス「それに、あの方角は、ティエルリーフ広場の方に向かっている?」 二人は、広場に向かい走り出す!!
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