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大学は気ままに決めた。
特に理由もない。
とりあえず、教師というものに興味があった。
小さい頃から僕はすべてを客観的にみている。
僕は僕を演じるのも得意だ。
着る服も何が似合うかなんてわかっているんだ。
わざわざ雑誌をみることもない。
僕は容姿にも恵まれたと思う。
芸能人並ではないものの、背は180あるし、
一般人の中にいればまあまあモテる方だった。
おかげで彼女ができなくて苦労したこともない。
僕の人生は刺激がない。
だからといってわざわざ求めてもない。
いまのまま
気楽に
流されて
ただ、平和に
また"大学"を卒業するんだ。
僕の名前はヒロキ。
菊川弘貴
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