鈍感青眼鏡と熱血赤馬鹿

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「却下だ、却下」 冷たく突き放すように馬鹿に告げた。 「はぁー?!何でだよ!お前全然分かってねぇな!」 「分かってないのはお前だ!武器ひとつを開発するのにいくらかかるか知ってるのか?お前がその費用を工面するわけでもないくせに、無茶苦茶な事ばかり要求するな!」 「何だとこの野郎!じゃあ俺が金出してやるよ!だからビームつけろよ!」 「あぁつけてやるよ!金があるのならな!」 「上等だこの野郎!ほらよ!」 そう言ってレッドは財布を投げつけてくる。 受け取った財布は、ぱつんぱつんに膨れていた。 ジッパーを開けようとすると、中身が引っかかってなかなか開かない。 「おい、この中には何が入ってるんだ」 「金に決まってんだろ~財布なんだから!」 ………ほう、開ければさぞかし沢山の札が入っているのだろうな?
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