鈍感青眼鏡と熱血赤馬鹿

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「「~~~っ!」」 俺とレッドは声にならない声を出す。 「下らない事で喧嘩してんじゃないわよ!」 痛む額を手で押さえながら顔を上げると、ピンクが仁王立ちで俺達を睨みつけていた。 「だってよぉ、ブルーが剣にビームつけてくんねぇんだぜ?酷くねぇ?」 「………ほんとに下らない事で喧嘩してたのね」 「下らないって何だよ!ヒーローといえばビームだろ!全くどいつもこいつも分かってねぇなぁ!」 「しかも剣にビームって…何処から発射するのよ」 「………持ち手」 俺とピンクは顔を見合わせ、溜め息をする。 「持ち手だったら自分に当たるだろ、馬鹿」 「持ち手はないわ、流石に」 「何だよお前ら二人とも!いーよもう!神崎博士に頼むから!ばーかばーか!」 レッドは捨て台詞を残し、走って部屋を出て行った。
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