鈍感青眼鏡と熱血赤馬鹿

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ピンクはもう一度、盛大に溜め息を洩らした。 「ブルー、あんたも下らない事で喧嘩しないの」 そう言って俺の額に触れる。 「痛かった?ちょっとやり過ぎちゃったかも。ごめんね」 俺の額は先程のレッドとの頭突き(可愛らしく言えばごっつんこ)のせいでタンコブが出来ていた。 「加減の出来ない女はモテないぞ」 「うるさいわね!氷取ってきてあげようかと思ったけどやめた!自分で行きなさいっ!」 ピンクは俺の額に触れていた手でデコピンをし、そのまま部屋を出て行ってしまった。 部屋にひとり取り残された俺。 「痛っ…。加減しろよ…」 タンコブの上からされたデコピンは、タンコブの痛みを倍増させた。
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