隣においで

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そう。 なぜか桃先輩は俺と対角線上の一番遠い場所に座って勉強しているのだ。 俺の部屋のテーブルは中々大きめなサイズのため、俺と桃先輩との間の距離はけっこーあるのだ。 桃先輩がシャーペンを一旦置いてこちらを見る。 「だって近くに座ったら光君変なことするもん」 ……変なことって。 「そんなことしませんって」 だから隣においでという意味を込めて俺は自分の隣のクッションを叩いたんだけど。 「この前もそんなこと言って、結局勉強にならなかったじゃないか」  
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