続きは大人になってから

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別に、キス以上のことをどうしても求めたいわけじゃない。 ただ、半年も経つのにこうも何もされないと少しだけ不安になる。 「せぐうぇい着替え置いとくで」 「あ、はい」 そんなことを考えていると磨りガラス越しにまりさんの声が聞こえた。 もし、今ここでドアを開けたらまりさんはどうするかな? ついそんな考えが頭を過ぎるが、次の瞬間には自分で自分に苦笑する。 そんなこと、できるわけもないのに。  
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