序章

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親が期待するのは安定した就職に就くこと。 俺の父親は公務員で今も働いている。 だから俺も法学部に行って公務員になって結婚して、定年まではたらいて老後は年金でゆっくりとした生活を送る。 これが俺の道。 逃げているだけだと思う人もいるだろう。 人間に限界なんてないって。 そう思う人に反論なんてしない。 ただ気づいたほうがいい。 でかすぎる夢は見るだけ損だってことに。 俺は賢く生きている。 …はず、だった。  
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