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(そうだ…私マイクを握りしめて倒れてたんだ!!それで……確かバッグにっ!!!)
美雨は慌てて部屋を見回し、自分のバッグを探した。
すると部屋の隅の棚に立て掛けられているバッグが目に入った。
急いでバッグに走り寄り、チャックを開ける。
中には思った通り 一本のマイクが収められていた。
美雨は震える手でマイクを持ち上げてみる。
昨日は気が動転していて気付かなかったが、まるで羽のような軽さだ。
そしてそのマイクは、隅から隅まで淡いピンク…いや、桜色という表現がピッタリな美しい色をしていた-
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