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「きっと…そうですね!!」
早紀の考え方が気に入った美雨は、笑顔でそう答えた。
普段なにげなく使っている"マイク"という言葉も、考え方一つで凄く素敵なものに思えた。
「美雨どの、その舞句というものは歌手だけが持っているものなのか?」
「いえ、どこにでもありますよ?カラオケとか。
でも普通は借りて使うもので、自分のを持ってる人はあんまりいないんじゃないかなぁ……これだって私のものでは…ないです。」
恭太郎の質問に答えた美雨は、自分の言葉で再び疑問を抱く。
(このマイク…や、舞句は一体なんなんだろう。普通これだけじゃ動かないよね。
やっぱりこれもあの池の力なのかな…)
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