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「この喋り方は癖のようなものですので、どうかお気になさらず。
ですが、そのほうがいいとおっしゃるなら……美雨と呼ばせていただきます。」
「はい、お願いします!!」
(そういえば早紀さん、恭太郎さんにも敬語だもんなぁ。この時代じゃ普通なのかな?)
そんな会話をしながら歩いていると、前のほうから歩いてくる老婆が目に入った。
孫らしき男の子の手を引いている。
(おじいちゃんとおばあちゃん、今頃心配してるだろうなぁ…。何も言わずに出てきちゃったし。)
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