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ー千里視点ー 「待ってたかい?俺の華乃♪」 華乃を見つめながら謎のイケメンが言う うわぁそんな事言ったら・・ 華乃の毒舌さを今日一日で嫌という程知った千里はこれからこのイケメンがどんな可哀相な事を言われるのか想像し同情した しかし、華乃の返事は以外なものだった 「勿論待ってましたよ、さぁ入って下さい」 しかもニコニコ笑顔だ ぇぇええーー!? 俺とあきらかに態度違くね!? 華乃の予想外の対応に千里が絶叫したのは言うまでもない 「ちょっと、さっきから煩いですよ!これ以上煩くするなら出てって下さい」 ニコニコ笑顔だった華乃の表情は一変し千里の絶叫に無表情にそう言いしっしっと手を動かす ひっ・・ひでぇ! 何この差別(涙) 俺可哀相!超可哀相! ていうかそいつ誰だよ! まさか恋人・・? 「なぁ!そいつ誰?恋人なのか?てか何でしゃもじと茶碗持ってんだよ!?」 一通り思ったことを聞いてみることにした 「おや?華乃は確か一人部屋じゃなかったかい?そのボーイはいつから居たのかな?」 俺の存在に気付いたイケメンが驚いたように言う 気付くの遅っ!いや、俺が絶叫した時に普通気付くだろ!? こいつ本当何者なんだ・・? 「あぁ彼は今は同室者の玖堂千里、今日転校してきたんです」 華乃は俺について謎のイケメンに説明をする 俺が先に質問したんだけどなぁ~ てか違うよ? 玖堂じゃなくて玖欄! しかも何で『今は』強調したの!? 千里の不満げな表情に華乃は気付いていたが無視した 「あぁ、ということは君が例の転校生かい?それなら気をつけた方がいいよ?生徒会と華乃に馴れ馴れしいとかで親衛隊が激怒しているらしいから」 イケメンは思い出したように言う しかしその言葉に反応したのは俺ではなく華乃だった
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