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ー華乃視点ー 会長と別れてからも廊下をうろうろとしていた華乃 部屋はゆっくり休めそうもないから戻りたくない しかしいきなり誰かの部屋に訪ねて行って「今夜泊めて下さい」はさすがに図々しい気もする となると今夜はどこで過ごそうか 結局振り出しに戻ってしまった訳だ 考えがまとまらず困っていると華乃の携帯が鳴りだした 通話ボタンを押した華乃だったが ♪~ピッ「はい、何『華乃!おめぇ不良に噛まれたんだって?日頃の行いが悪いからだよ、ざまぁーボスッボスッボスッダァァアアア!!!てめぇ等クッションぶつけてくんじゃねぇよ!!イタッ痛いって』」プッ そのまま切ってしまった しかし再度鳴り出す携帯 誰が出るか そう思い無視していた華乃だったが電話は一向に止む気配はない あまりのしつこさに我慢出来なくなり再び通話ボタンを押す事になってしまった 「しつこ『やっと出たか!!ったくいきなり切るんじゃねぇよ!せっかく俺がてめぇなんかに電話してやってんのにボスッボスッちょっ!痛い痛い!!分かったから!!!』 黙れ 『・・・』」 華乃の一言は相手の男を黙らせるだけの威力はあったようだ さっきまでの勢いが嘘のように電話の向こうが静かになった 「フン・・・で、何故さっきの出来事を知っているんです?」 相手が静かになったことに満足したのか質問する華乃 しかし男は今更何を?というように答える 『学園の監視カメラでみてたに決まってるだろ? 俺は風紀委員長だぜ?生徒全員の居場所から理事長の秘密まで学園の事なら何でも知ってんだよ!!』 偉そうに言う事でもないだろう 内心そう思った華乃だったが面倒だったため何も言わなかった
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