やって来た王道転校生

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ー屋上ー 「あぁー暇ですね・・生徒会メンバーの隠し撮り写真は売り飛ばしてしまいましたし・・何かいい儲け話でも転がってませんかねぇ・・」 その時、噂の生徒会長親衛隊隊長桜月華乃(サクラヅキカノ)はそんな事を呟いていた 「自分で探すのは面倒だしなぁ・・・ところで帝、隠れてないで出てきたらどうです?」 ーーーガタッーー 「なぁんだ、やっぱりバレてたんだぁ・・」 残念そうにそう言いがら帝と呼ばれた少年は姿を現した 鷹南帝(タカナミミカド) 小柄な体型にふわふわとした茶色の髪が印象的 可愛いらしい笑顔で、人を引き付けるタイプだ 「なんで分かったの~?」 ニコニコ笑顔で尋ねる帝に対し 「別に・・なんとなくです」 華乃の返事は素っ気ない 「ふーん、なんとなくねぇ・・それにしても親衛隊隊長が会長に朝の挨拶にも行かないでこんな所でごろごろしてていいの?それに生徒会メンバーの写真売り飛ばしたなんて、誰か聞いてたらどうするの?クスッ」 そう言う帝はどこか楽しそうだ 「誰も居ないと分かってるから言ったんですよ・・・だいたい帝だって親衛隊副隊長でしょう その言葉、そのままお返しします」 そう、帝は生徒会長親衛隊副隊長なのだ 「あぁ、僕はいーの!猫が病気だから(笑)」 「・・・猫飼ってないでしょう」 「フフフ♪そんなことより、そろそろ教室戻らない?さっき担任に会ったんだけど今日は転校生来るんだってー!!」 「ハァァ、また面倒くさい・・」
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